【発達のあれこれ】園や学校からの指摘…。どう対応したらいい?検査に行くべき? コラム詳細|ふぉぴす

【発達のあれこれ】園や学校からの指摘…。どう対応したらいい?検査に行くべき?

ふぉぴす編集部

2025/04/27

はじめに

ある日、通ってる園や学校の先生から「ちょっと気になることがあって…」と、わが子の発達について話が出たとしたら。多くの親御さんが、驚いたり、心配になったり、不安でいっぱいになったりするかもしれません。

「うちの子、大丈夫かな?」
「何か問題があるってこと?」
「私の育て方が悪かったのかな…」

でも、その指摘は「子どもに何か決定的な問題がある」ということではありません。むしろ、「少しサポートがあれば、もっと過ごしやすくなるかもしれない」という気づきのきっかけなんです。

今回は、そんなときにどう受け止め、どう動き出せばいいのかを、やさしく一緒に考えていきましょう。

落ち着いて受けとめてみる

先生の言葉にドキッとして、頭が真っ白になることもあると思います。
でも、少し落ち着いて「どんなことが気になったのか」「どんな場面でそれが見られたのか」を、具体的に聞いてみましょう。
たとえば、「お友達と遊ぶのがちょっと苦手そう」「集団の中で指示が入りづらいみたい」など、園や学校では、家庭とはちがう一面が見えていることがあります。
大事なのは、「すぐに受け入れなきゃ!」と気を張ることや「うちの子に限ってそんなことない!」と否定するのではなく、まずは「そんなふうに見えているんだな」と、情報として受けとめてみること。
そして、おうちでの様子と照らし合わせてみると、「たしかに似たようなことがあるかも」と感じることもあるかもしれません。

誰に相談すればいい?

相談できるところ、実はたくさんあります。
「誰かに相談するのってちょっと勇気がいる」
「どこに行けばいいのかわからない…」
「いきなり病院で診断がついたらどうしよう」
そんな声をよく聞きますが相談できる窓口はたくさんあるので、おうちの人と相談しながら決めることができます!

相談できる窓口

・保健センター・子育て支援センター
発達相談や育児相談を行っており、心理士さんや保健師さんが対応

・児童発達支援センター
発達が気になる子どもたちと保護者を支援する専門機関。アドバイスや療育の体験もできる場合があります。

・小児科・小児神経科・発達外来
発達検査や診断を受ける際の入り口になります。かかりつけ医に相談して紹介してもらうのも◎

・園や学校のスクールカウンセラー
日常の様子をよく知っているからこそ、具体的な相談がしやすい存在です。

・地域の児童相談所や児童発達支援事業所
発達の相談や、支援制度や手続きの相談ができます。

・自治体のホームページ
お住まいの地域にある相談窓口や療育施設が載っていることもあります。

「療育支援」は特別な事ではない

「療育」と聞くと、「うちの子にはまだ早いんじゃないか」とか、「そんな大げさなことじゃない」と感じる方もいるかもしれません。 でも、療育は“特別な場所”というより、「子どもが過ごしやすくなるためのサポートの場」です。苦手なことをちょっと手助けして、得意なことを伸ばす工夫をしてくれる、そんな場所なんです。
たとえば、言葉で伝わりにくい子には絵や写真で説明してくれたり、切り替えが苦手な子には分かりやすいスケジュールを作ってくれたり。 そういったちょっとした工夫が、子ども自身も「わかる」「できる」と感じるきっかけになります。
保護者としては、わが子が安心して過ごせる環境が整っていくのを見ることが、何よりの喜びかもしれません。

最後に

発達のことを指摘されたとき、不安がない親はいないと思います。 でも、それはお子様にとつてサポートや手助けが必要な部分や苦手を知るきっかけになったと思ってください。
「できない」ことに目を向けるよりも、「どんなサポートがあれば過ごしやすくなるのか」「どこをサポートすればできるのか」「得意なことはなにか?」を見つけてみましょう。
そして、「気になるな」「一度、話を聞いてみたいな」と思ったときは、地域の療育施設を調べてみるのもひとつの手です。 今では、インターネットでお住まいの地域や子どもの年齢に合わせて、療育施設を検索できる便利なサービスもあります。 療育という選択肢を知っておいてもらえたら、きっと安心につながっていくと思います。

療育施設を探してみる

ふぉぴす編集部

経歴:ふぉぴすを運営してる会社で働いている人。好物は甘いもの

せのびーる

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