年齢別ことばの発達チェック|3歳までにどれくらい話せる? コラム詳細|ふぉぴす

年齢別ことばの発達チェック|3歳までにどれくらい話せる?

言語聴覚士*はる

2026/01/14

0歳~4歳の子どものことばの発達は急速です。年齢ごとの成長の目安や家庭でできる関わり方を、やさしく解説します。
この時期の子どもは、まだ言葉で気持ちを十分に伝えられず、あー・うーといった声や指差し、身振り手振りで思いを表現します。発語や言葉の使い方は子どもによって差がありますが、家庭での声かけや日常の関わり方が、ことばの発達を後押しします。

この記事では、0歳から4歳までの年齢ごとのことばの目安と、家庭でできるやさしいサポート方法を順に紹介していきます。

目次

ことばの発達は年齢ごとに目安があります

ことばの発達には年齢ごとに目安があります。赤ちゃんの頃は声を出すだけでも成長のサインであり、成長とともに少しずつ言葉で自分の気持ちを伝えられるようになります。
ここでは、0歳から4歳までの子どもがどのくらい話せるようになるのか、年齢ごとの発達の目安をわかりやすく紹介します。

生後2〜4カ月頃
笑い声とクーイングで始まることばの発達

生後2か月頃から赤ちゃんは「あー」「うー」といった母音(あ~おまでの音を母音といいます)を発するようになります。これは「クーイング」といい、低月齢の赤ちゃんの発声のひとつで、赤ちゃんの機嫌がよいときに出る声です。
生後3か月を過ぎたころから、くすぐりや息を吹きかける動作を繰り返し行うと、声をだして笑うようになります。生後4か月頃から「あーあー」「うーう」と母音を繋げたクーイングを発し、徐々に「喃語(なんご)」へと移行していきます。

生後4〜6カ月
音で遊ぶ時期|クーイングから喃語へ

この時期は、クーイングから喃語(なんご)への移行期です。「キーキー」と高音を出したり、「うーうー」とうなったり、いろいろな高さや長さの音を出して、音で遊びながら音声を試しています。
伸ばした母音「あー」「いー」「うー」や、子音+母音「かぁ」「たぁ」「はぁ」「まぁ」などの基礎となる音のまとまりを発しはじめます。

6カ月頃
ばぶばぶ・ばばばなど規準喃語が出る時期

この時期から、喃語(なんご)が登場するようになります。喃語は「ぶー」「まんま」などの子音や濁点を含んだものです。「ばばばば」と連続する喃語の繰り返しは「規準喃語」と呼ばれます。
その他の喃語の種類は、子音+母音1つの「重複喃語(「だぁだぁだぁ」など)」と、いろいろな子音+母音を組み合わせた「多様喃語(「まぁくぅぶぅ」など)」があり、赤ちゃんはさまざまな組み合わせの音を発するようになるのです!

1歳前後
発語の出現期|一語文で話し始める子ども

このころから、子どもは物や人や動物などに名前があることを知り始め、「わんわん」「ブーブー」など、一語文で表現します。この頃には、環境から刺激をうけて、子どもから自分からコミュニケーションをとろうとします。空を飛ぶ飛行機を指さして、「ひこーち」というなど、指さしで共有することもでてきます。
言葉は、子どもの関心や大人との関わりとともに発達していくので、この「共有」や「興味・関心」を大事にし、伸ばしていき、たくさん関わって言葉を発達させていきましょう!

1歳半前後
ことばの広がり期|語彙が急速に増える時期

このころから、言葉への意味づけが急速に発達していきます。それまでは、犬をみて「ワンワン」、電車をみて「でんちゃ」と1対1の対応で、少しずつ学んでいましたが、1歳半をこえた辺りから言葉の理解がグンッと高まります。1日に新しい言葉を覚える目安は、1歳4か月で18語、1歳半では33語程度と、徐々に新しい言葉を覚えるスピードが速くなっています。

しかし、この頃はまだ言葉を完全に理解しているわけではなく、話す相手の表情や状況から総合的に理解しています。いわば、意味を理解しようと試行錯誤しながら新しい言葉を学んでいる状態です。
そのため、発音がまだ不明瞭だったり、言い間違いはあったりしますが、間違いを強くただすのではなく、「〇〇かな?」と正しい言葉をさりげなく交えながら、楽しくコミュニケーションをとっていきましょう!

2〜3歳
二語文から多語文へ|子どもの発語が豊かになる時期

このころから、多くの子どもが「2語文」を話すようになります。 一般的には、知っている言葉が50語〜100語程になると、2つの語をつなげられるようになるといわれています。最初は「ママ だっこ」「まんま たべる」など、単語をつなげただけの組み合わせですが、2語文を習得するとすぐに3語、4語とつなげた文法での発語がみられるようになります。
2歳半くらいになると、「電車にのっておでかけする」や「おばあちゃんにもらった本よむ」のような、説明する言葉が入った文を話せるようになります。

3〜4歳
一連の出来事を話せる|表現力とコミュニケーション力の発達

3歳後半から4歳前半にかけては、一連の出来事の流れを言葉で話すことができます。また、多くの言葉が理解できるようになり、表現力も豊かになります。そして、徐々に相手の気持ちを考えたコミュニケーションをとったり、場に応じて話す内容を変えたりと使い分けもできるようになってきます。

家庭でできることばの発達サポート

子どものことばの発達は、家庭での日々の関わりが大きく影響します。難しいことはなく、毎日の生活の中で少し工夫するだけで、子どもの発語や表現力を伸ばすサポートができます。ここでは、具体的な方法を3つご紹介します。

日常生活で声かけや読み聞かせを習慣にする

ことばの発達には、大人とのやり取りが欠かせません。日常の中で「おはよう」「いただきます」などの挨拶や、食事の時の簡単な会話を意識的に声かけしてみましょう。
また、絵本の読み聞かせもおすすめです。短いお話や絵を指さしながら話すだけでも、子どもは言葉の意味や使い方を少しずつ理解していきます。ポイントは毎日続けることと、子どもが楽しいと感じることです。

子どもの興味・関心に沿った言葉のやり取りを増やす

子どもは自分の興味や関心のあるものに対して、集中して学ぶ力が高まります。例えば、おもちゃや動物、好きな絵本のキャラクターに関する話題で声かけをしたり、一緒に遊びながら名前や動作を言葉にすることが大切です。
こうした「興味に沿った言葉のやり取り」は、子どもが言葉を理解し、使う意欲を高める自然な練習になります。

間違いを強く訂正せず、楽しくコミュニケーションする

まだ言葉が不完全な子どもは、発音が不明瞭だったり、言い間違いをしたりすることがあります。ここで強く訂正すると、言葉に対して消極的になってしまうことも。
おすすめは、子どもの発語を受け止めつつ、さりげなく正しい言葉を混ぜる方法です。たとえば「わんわん!」と言ったら「そうね、わんわんだね」と返すだけでも、子どもは安心して言葉を使うことができます。楽しさを感じながらコミュニケーションを続けることが、ことばの発達には何より大切です。

ことばの発達には個人差があることを理解する

今回は、言葉の年齢ごとの発達の目安についてご紹介しました。この目安は、あくまでも目安なので、言葉の発達には個人差があることも忘れずに、何よりもコミュニケーションをとることが「楽しい!」と感じられることが大切なので、そういった関わりを大事にしていきましょう。この記事が、言葉の発達の目安を知りたいあなたの参考になれば嬉しいです♪

言語聴覚士*はる

経歴:言語聴覚士歴:10年目

2児の母をしながら、児童発達支援施設にて、楽しく遊びながら子供たちの「伝えたい!」という気持ちを育てることをモットーに

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