【作業療法士直伝】凸凹キッズにおススメのオウチ療育3選

作業療法士*てつ先生

2025/04/09

はじめに

今回は、凹凸キッズにおすすめのお家でできる運動療育をご紹介していきたいと思います。いまの子ども達は家でテレビゲームをして過ごす子が多いかもしれません。
個人的にはテレビゲームはやり過ぎはよくありませんが、禁止にする必要もないと思います。そのテレビゲームの休憩の合間に軽く運動をするだけでも成長する過程で良い影響を与えると思います。 簡単にできる運動なのでぜひ実践していただけたらと思います。

オウチでできる運動療育♪

動物の真似っこ「動物ごっこ」

凹凸キッズ達の特徴として、身体の弱さがあります。(弱さとは、運動時に身体が崩れやすく、転ぶことが多かったり、食事中や授業中では、姿勢が崩れていわゆる「猫背」の姿勢になってしまうこと)
動物ごっことは、四つ這いの姿勢になって、家の中を移動したり、布団の中にもぐったり、食べ物を探す設定としてテーブルの下に潜って動物ごっこをする遊びも効果的です。
四つ這いとは、身体全体を動かす運動でもあり、体幹だけではなく、腕の運動にもなります。身体全体を動かすことで、日常生活において姿勢が崩れにくくなります。

キックでボーリング運動

凹凸キッズは運動時に転ぶことが多く、足がもつれやすくなることがあります。 そのような場合は、足がどのように動いているのかを子ども自身で感じることが苦手であるため、両足の協調的な動作や身体の軸を安定させることが必要です。
ボーリング運動は、ペットボトルとボールを用意していただきます。ボールを蹴ってペットボトルを倒す運動ですが、自然と足が上がる感覚や両足の協調的な運動ができます。
ボールを狙ったところへ蹴ることを通して足を動かすことができるので、転ぶことが多い子供にはおすすめの運動です。

バランスボール運動

バランスボールは、いろんな部分を鍛えるのに効果的な運動でもあります。サイズはできれば子どもようの小さいものがおすすめです。
バランスボールに座ったまま跳ねるだけでも効果的です。あえて不安定な場所でバランスを保つ事は、常に体幹の筋肉に力を入れ続ける必要があるので身体のバランス力を鍛えます。
凹凸キッズは、特に運動時にバランスを崩しやすい傾向があるため、日頃からバランス力を鍛えることが大切です。

おわりに

現代の世の中は、ゲームやスマホが普及しており、子どもたちが外で遊ぶ機会が少なくなってしまったと感じます。今回ご紹介した運動は、ゲームの合間にもできる運動なのでぜひ試して頂けたらと思います。
発達障がいや凹凸キッズに関係なく、目の前の子供の気持ちに寄り添うことで成長することができるのではないでしょうか。

作業療法士*てつ先生

経歴:作業療法士歴11年

作業療法士として働いています! 感覚統合や運動療法、作業活動などを通して、子供達が楽しく成長出来る事を目指して日々努力しています。

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