【発達のアレコレ】初めての方にも分かりやすい!療育ってどんな事をするの?種類やタイプまでまるっと解説! コラム詳細|ふぉぴす

【発達のアレコレ】初めての方にも分かりやすい!療育ってどんな事をするの?種類やタイプまでまるっと解説!

ふぉぴす編集部

2025/05/07

はじめに

「ことばがゆっくり」「お友だちと上手に遊べないかも」――育児の中で気になるサインに気づいたとき、“療育”という言葉を耳にする方も多いと思います。
でも、「療育って何をするの?」「うちの子も通ったほうがいいの?」と疑問を持つのも自然なこと。
このコラムでは、はじめての方向けに療育の基本や支援内容を、写真付きでわかりやすくご紹介します。

療育は「その子のペースで、できることを増やす」

療育とは、発達に特性のある子どもが日常生活をよりスムーズに、そして自分らしく生きていくためのサポートです。特定の「正解」に合わせるのではなく、その子の得意・苦手を理解しながら、必要な力を育てていきます。

【療育にかよっているお子さんの例】
・ことばの発達がゆっくり
・落ち着きがなく注意がそれやすい
・一斉指示などで集団行動が難しい
・お友だちとの関わり方が難しい
・感情のコントロールが難しい
など
早期に支援を受けることで、生活のしやすさや自己肯定感の向上につながります。

療育ってどんな支援をしているの?

1. SST(ソーシャルスキルトレーニング)
「こんなときどうする?」「困ったときは何て言う?」といった“人との関わり方”を、ロールプレイや絵カードを使って学びます。お友だちとのやりとりが苦手な子にとって、とても大切な時間です。

2. 机上課題(集中力や手先のトレーニング)
姿勢を保って座る練習や、指先を使う作業を通じて、就学に向けた準備や自己コントロール力を育みます。小学校に向けて不安がある方に人気の支援です。

3. 感覚遊び・運動あそび
発達に凸凹がある子は、感覚が過敏・鈍麻なことも多いため、感覚統合あそびを取り入れて「からだで感じる力」を整えます。運動が苦手な子にも無理なく取り組めます。

4. 絵カードや視覚支援を使った「見てわかる」支援
言葉だけでは理解が難しい子に向けて、写真やイラストを使って「次に何をするか」が見えるよう工夫。安心して行動できる環境づくりを大切にしています。

また、タイプも集団での活動をメインにした「集団療育」とマンツーマンの支援を中心にした「個別療育」があります。お子さまのタイプに合わせて選ぶことが多いです。

どうやったら療育に通えるの?

療育に通うには、「療育支援が必要だ」という証明になる各自治体が発行している「受給者証」というのが必要となります。療育に通う費用の9割は国の負担で保護者の方が支払うのは一割で3歳以上は保育園や幼稚園と同じように無料の対象となります。
発達が気になる場合は、お近くの自治体窓口、または療育施設でも直接相談を受け付けているところも多いので相談してみてくださいね。

よくある質問!

よく聞かれるのが、保育園や幼稚園に通いながら療育にも行けるか心配されるママが多いですが、園に通いながら療育に通われている方が殆どです。各療育施設で色んな時間帯で実施しているので、ママとお子さまに合った施設を選ぶことができるので安心して通えます!

最後に

子どもたち一人ひとりの「できた!」を支えるのが療育です。 大切なのは、「できないこと」に目を向けるのではなく、「できるようになる過程」を一緒に喜び合うこと。
もし、発達に不安を感じていたら、まずはお近くの療育施設に相談してみてください。見学や体験から始めることもできます。
お子さんの笑顔と成長を、家族だけでなくプロの手も借りながら育んでいきましょう。

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ふぉぴす編集部

経歴:ふぉぴすを運営してる会社で働いている人。好物は甘いもの

せのびーる

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