【発達のアレコレ】最近よく聞く「感覚過敏」って何?対応方法はあるの?
*ふぉぴすの人*
2025/07/07
うちの子って繊細?敏感?

日々子育てをしてると、気になる行動や反応に遭遇することがあります。
例えば、
・決まった服しか着ない
・靴下をはかない、つま先歩きをする
・特定の音や騒がしい所が苦手
・手を繋ぎたがらない
・硬いものをなかなか食べない
など、一見何の共通点もないように見えますが、「感覚」という点においては共通していることが多いです。
もちろん、発達特性による「こだわり行動」が由来している場合もありますが、「人よりも感覚が鋭い」ことで怒る事があります。この事を「感覚過敏」といいます。また、逆に鈍い事を「感覚鈍麻」といいます。
感覚過敏と感覚鈍麻

「感覚過敏」とは、人一倍「感覚」を感じやすい状態をいいます。視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚、これらが人より感じやすいため、何気ない音でもうるさく感じたり、着るものの肌触りが気になったり、臭覚や味覚といったものが影響して偏食になってしまう事もあります。
逆に、「感覚鈍麻」は、「感覚」が感じにくい状態の事をいいます。感覚が鈍い事はさほど困らないように思われがちですが、痛みや熱さというものも感じにくかったりするので、骨折などのケガに気づかなかったリ、外気温を感じにくく体調を崩してしまったりすることがあります。
親はどう対応するといいの?

具体例を挙げながら対処法をご紹介していきますね!
騒がしいのが苦手
音に敏感な子には、「イヤーマフ」(雑音を遮断するヘッドホン)を取り入れる、苦手な音がある場合は出来るだけその音を避ける環境を整えます。(例:掃除機は本人が聞こえないところでかける、お出かけの際のトイレは人の少ないタイミングで行く)
肌に触れるものが気になる
服のタグや締め付けのある下着などが気になって着れない事があります。
その場合は、タグを取り外したり、外側についてるモノを選びましょう。また下着に関しても締め付けがあるものではなくゆったりしたものを選んであげましょう。
*編集部おすすめショップ*
感覚過敏さん向けSHOP ひよこや
光に敏感な子
光に敏感な子は、外出時には色付き眼鏡をかけたり、光を軽減することで負担を減らすことができます。
学校生活の中でもノートの光の反射でも疲れてしまう事があります。最近では、光の反射を抑える専用ノートも発売されてたりますので、気になっているママさんにはおすすめです。
感覚刺激が欲しい子
逆に感覚に関して鈍い場合は、自己刺激を欲しがる子も少なくないので、トランポリンなどで繰り返しジャンプすることで補えたりすることもあります。
最近は、マンションでも使える小さな自宅用のトランポリンもあるのでお勧めです。
感覚に少しづつ慣れる
無理強いする必要はありませんが、遊びを通して軽減することができることもあります。
感覚過敏の子どもにとって感覚遊びは、安心できる範囲で刺激に触れ、自分のペースで慣れていく練習になります。心地よい刺激を繰り返し体験することで、情緒が安定しやすくなり、苦手の軽減や自己理解にもつながります。
・ねんど遊び
・布やタオルを使ったふれあい遊び
・シャボン玉あそび
最後に

感覚の過敏や鈍麻は、決して「治す」ものではなく、親子で一緒に理解し、日々の工夫を積み重ねていくことが大切です。
周囲の理解も広げながら、子どもが安心して成長できる環境をつくっていきましょう。

*ふぉぴすの人*
経歴:ふぉぴすの運営してる会社で働いてる2児の母。アラフォー。最近疲れが取れないのが悩み。