言葉がふえる!発語を促すおうち遊び7選|楽しくできる療育あそび コラム詳細|ふぉぴす

言葉がふえる!発語を促すおうち遊び7選|楽しくできる療育あそび

言語聴覚士*はる

2025/10/31

絵本を指さしながら読む子どもの様子

言葉の話しはじめは1歳前後からといわれており、そこから子どもは多くの言葉を学び、習得します。話しはじめた子どもの言葉を増やしたい!と思うママやパパは多くいます。そこで、今回は発語につながるおすすめの遊びと促す方法を紹介していきます!

発語を促すには?遊びを通して「伝えたい」を育てよう

絵本を読む子どもと母親の様子

絵本を読むときのポイントは全部で3つです。

  • 視線を合わせる、相手を認識する
  • 「楽しい」を共有する
  • 「伝えたい」という気持ちを育む

しっかり視線を合わせて、人を意識した状態でたくさん「楽しい」を経験します。人と遊ぶということの楽しさを経験すると、子どもは「もう1度遊びたい」「もっと一緒にいたい」という気持ちが育ち、その気持ちを伝えようとします。

この気持ちが発語を促すポイントとして、必要なものです。遊ぶ時は、このポイントを気にしながら遊んでみてください。

そして、発語や何かの動作で子どもが伝えようとしたときは、しっかり要求に答えてみてください。人に伝えることで、要求がかなうと、「伝わった」という成功体験に繋がり、コミュニケーション意欲をさらに高めます。

発語につながるおすすめ遊び
【1〜2歳向け】

おもちゃのピアノを笑顔で触る男の子の様子

この頃は、体が未熟なお子さんも多いので体を支える筋肉(体幹)を鍛えるために、体をたくさん使いながら声を出すグッズがおすすめです

体を使った遊びで体幹と発声の基礎づくり

足で押すと音がなるおもちゃです。音楽に合わせて体を動かして声を出したり、音を上手に鳴らせたら両手でぱちぱちと拍手したりと、声を発するだけではなく動作の真似を促すこともできます。

トランペットや笛で「吹く力」を育てよう

また、お話をするのに大切な呼吸を使うおもちゃも、発語に繋がるグッズとしておすすめです。
吹くおもちゃは、発語に繋がる呼吸だけではなく、口周りの筋肉の発達にもつながるのでおすすめです。

シャボン玉で口の動きと呼吸の練習

外遊びをたくさんするお子さんは、シャボン玉もおすすめです。口の形をうまく作れず、吹くことができない場合口の形の見本を見せることで、少しずつ吹けるお子さんもいます。

発語につながるおすすめ遊び
【3〜4歳向け】

おもちゃのキッチンでおままごとをして遊ぶおんなのこの様子

おままごとで「どうぞ」「ありがとう」のやりとり

「どうぞ」「ありがとう」のやりとりだけではなく、「食べる」という動作の真似や日頃台所に立つパパやママの動きを真似するやりとりも可能です。 野菜をお水で洗う真似をしながら「じゃーじゃー」などやりとりの方法は無限大です。

ごっこ遊びで想像力と会話力を伸ばす

言葉の表出だけではなく、「〇〇とって」と伝えて、言われた通りの物をとることで、何と言われたかわかっているかなど、言葉の理解につながるやりとりもできます。

おうち療育をするときのポイント

おばあちゃんのコップに子どもがお茶を注ぐ真似をしている様子を両親が微笑みながら見ている様子

親子で「楽しいね」と感じる時間を大切に

今回は発語を促すグッズと、グッズを使うときのポイントをご紹介しました。 さまざまなグッズを紹介しましたが、お子さんの好みに合った遊びを提供するのが一番だと思います。お子さんがたくさん「楽しい!」と感じる時間を経験し、コミュニケーション意欲が高まることで発語が増えることに繋がるのではないかと思っております。


まとめ|遊びが発語を育てる最初の一歩

男の子がおもちゃを笑顔のお母さんに手渡そうとしている様子

発語を促すポイントは、「遊びの中で伝える楽しさを育てること」。
トランペットやシャボン玉、おままごとなど、身近な遊びでも十分に発語の練習になります。
お子さんのペースに合わせながら、「楽しい!」「伝わった!」という成功体験をたくさん積み重ねていきましょう。
家庭でできるおうち療育を通して、親子で笑顔いっぱいのコミュニケーション時間を過ごしてみてくださいね

記事で紹介した商品を購入するとAmazonや楽天などのアフィリエイトプログラムによって売上の一部がふぉぴすに還元されます。

言語聴覚士*はる

経歴:言語聴覚士歴:10年目

2児の母をしながら、児童発達支援施設にて、楽しく遊びながら子供たちの「伝えたい!」という気持ちを育てることをモットーに

せのびーる

言語聴覚士*はるさんの他の記事はコチラ

もっと見る

関連コラムのご紹介

もっと見る

戻る