【時短レシピ】旬の甘みを楽しむ!秋野菜のヘルシービビンバ
管理栄養士*上田 光世
2025/10/08
はじめに
「野菜をなかなか食べてくれない…」
「忙しい日はできるだけ手早くごはんを出したい!」
そんな風に感じること、ありませんか? 秋は食材が豊富でおいしい季節。でも、偏食ぎみのお子さんや味覚に敏感な子にとっては、“野菜の風味が強い料理”や“味つけの濃いもの”はハードルが高いこともあります。
そこで今回は、「手早くできて、季節の食材を取り入れつつ、親が助かるレシピ」ご紹介します。
秋野菜のビビンバ風

れんこんのシャキシャキ感、やさしい旨みのきのこ、そこへ彩りに赤パプリカを合わせることで見た目も味も満足できる一品に。
おかずとして食べても良いですがごはんにのせて混ぜれば、食欲をそそる“ビビンバ風ごはん”に変身します。 旬の野菜やきのこにタンパク質、炭水化物まで一緒に食べることができるので忙しいお母さんにとっても嬉しいですよね。
材料(2人分)
- ごはん・・・お茶碗2杯分
- 鶏ひき肉・・・80g
- 蓮根・・・60g
- しめじ・・・1/4パック
- 小松菜・・・40g
- 赤パプリカ・・・1/4個 A濃口醤油・・・小さじ1
- ごま油・・・適量
A砂糖・・・小さじ1/2
Aみりん・・・小さじ1
作り方(調理時間15分)
- 蓮根は薄めのいちょう切り、小松菜は長さ2cmに切る。赤パプリカは1cmの角切りにする。
- しめじは石づきを落とし、手で割いておく。
- 熱したフライパンにごま油をひき、鶏ひき肉を炒める。全体的に火が通れば①と②、Aを加え、蓮根がしんなりと柔らかくなるまで炒める。
- 器にごはんを盛り、上から③をかければ完成。
今回使用した食材
れんこん・きのこ・赤パプリカを使ったビビンバは、彩りも栄養もバランスのとれた一品です。れんこんの食物繊維が腸を整え、きのこのビタミンB群が代謝をサポート。さらに赤パプリカの豊富なビタミンCが免疫力と美容を後押しします。疲れやすい季節の体調管理にもぴったりな、元気をくれる栄養メニューです。
れんこん

れんこんは、シャキシャキとした食感が楽しめる根菜。食物繊維とビタミンCが豊富で、腸内環境を整えながら風邪予防にも役立ちます。ポリフェノールの一種であるタンニンには抗酸化作用があり、肌の調子を整える効果も。加熱してもビタミンCが壊れにくく、寒い季節の美容と健康をサポートしてくれます。
きのこ

きのこは低カロリーで食物繊維やビタミンB群が豊富。腸内環境を整えて免疫力を高め、疲れにくい体づくりをサポートします。
うま味成分も多く、料理の味に深みをプラス。種類によって食感や香りが異なるので、数種を組み合わせることで風味豊かな一皿になります。
赤パプリカ

赤パプリカは、ビタミンC・ビタミンA・βカロテンがとても豊富で、美肌や免疫力アップに効果的。彩りもよく、料理に取り入れるだけで食卓が明るくなります。
抗酸化作用も強く、紫外線やストレスなどによる体の酸化を防ぎ、季節の変わり目の不調対策にもおすすめです。
さいごに

毎日のごはんづくりは大変ですが、少しの工夫でぐっとラクに、そして楽しくすることができます。
今回のレシピが、お力になればとても嬉しく思います!
ご家庭のスタイルに合わせて無理なく取り入れて、笑顔あふれる食卓につなげていただけたら幸いです。

管理栄養士*上田 光世
経歴:管理栄養士
病院、特養を経験し、現在育児に奮闘中。
食事の時間を大好きになってもらうことが目標です!