【管理栄養士監修】これ一杯で栄養満点☆春スープ
管理栄養士*上田 光世
2025/04/07
偏食っ子も食べやすい栄養たっぷり春野菜レシピ

春は新鮮で栄養豊富な野菜が豊富に出回る季節。
旬の野菜は、美味しく、栄養価も高いため、幼児にもおすすめです。
しかし、偏食が気になるお子さまには、野菜を食べてもらうのが一苦労ということもありますよね。そんなときに役立つのが、「野菜を使ったスープレシピ」です。
煮込まれることで野菜の食感が和らぐことや、飲み物感覚で食べやすくなることなど「スープ」は野菜嫌いのお子様にとってもおすすめの料理です。
そこで今回は、「偏食改善に役立つ!春野菜を使用したスープレシピを2選」紹介します。
たっぷり春野菜の卵スープ

春が旬の春キャベツとアスパラガスを使った、栄養たっぷりのスープです。春キャベツはやわらかく甘みがあり、お子さまにとっても食べやすいですよ。
アスパラガスには成長に必要なビタミンAが含まれており、元気な体づくりをサポートします。さらに、卵を加えることで、タンパク質をしっかり補給!
ふわふわ卵と春野菜の優しい味わいが、お子さまにも食べやすい一品です。
材料(4人分)
・春キャベツ…150g
・アスパラガス…2本
・卵・・・1個
・水・・・500ml
・鶏ガラスープの素・・・小さじ2
・濃口醤油…小さじ1/2
A片栗粉…大さじ1/2
A水…大さじ1
作り方(調理時間10分)
(下準備)
Aを混ぜて水溶き片栗粉を作っておく。
①春キャベツは2cm幅の角切りに、アスパラガスは下半分の皮を剥き、長さ2cm斜め薄切りにする。
②鍋に水と①を入れ灰汁をとりながら弱火で煮る。
③鶏ガラスープの素と濃口醤油を加え沸騰させる。沸騰後Aを加え混ぜながら再沸騰させる。
④溶き卵を回し入れれば完成。
新玉ねぎのポタージュ

新玉ねぎの甘みを活かした、まろやかでクリーミーなポタージュ。新玉ねぎは通常の玉ねぎよりも柔らかく、また優しい甘さが特徴で、玉ねぎが苦手なお子様にも食べやすいですよ。免疫力をサポートするビタミンCや、腸内環境を整える食物繊維が豊富に含まれており、お子様に摂取してほしい栄養素も盛りだくさん。 春ならではの味わいをぜひ、楽しんでくださいね。
材料(2・3人分)
・新玉ねぎ・・・1個
・牛乳・・・200ml
・バター・・・8g
・コンソメ・・・小さじ2
・水・・・100ml
作り方(調理時間15分)
①新玉ねぎは薄切りにする。
②フライパンにバター入れ加熱し、①を加えて中火で炒める。新玉ねぎがしんなりしたら水とコンソメを入れ5分程煮る。
③②の粗熱をとってからブレンダーでなめらかになるまで攪拌する。
④③を再びフライパンに戻してから牛乳を入れ弱火で加熱する。スープが温まれば完成。
※玉ねぎの甘さが特徴としたスープですが、お好みで仕上げに塩コショウを加えていただくと味が引き締まります。
まとめ

今回は「偏食改善に役立つ!春野菜を使用したスープレシピ2選」をご紹介しました。
春野菜を使ったスープは、偏食が気になるお子さまにも喜んで食べてもらえる工夫がいっぱいです。これらのスープを食卓に取り入れることで、旬の食材の味を楽しみながら、栄養もきちんと摂ることができますよ。
お子様と一緒に過ごす食事の時間が、楽しいひと時となることを願っております。

管理栄養士*上田 光世
経歴:管理栄養士
病院、特養を経験し、現在育児に奮闘中。
食事の時間を大好きになってもらうことが目標です!