【まきママの体験談】服を着ない・音が苦手、感覚過敏による困り事どう乗り越えた?
当事者ママ*まき
2025/03/24
感覚過敏による困り事

我が子の感覚過敏が気になり始めたのは、ちょうど3歳の頃でした。
「なんか気持ち悪い」という、言葉にできない感情からだったと思います。
今回は、感覚過敏による困り事とその解決策についてひとつずつご紹介していきます。
靴下の縫い目や洋服の衣替えの時期が苦手

我が子は、ある時から靴下の縫い目を異常に気にするようになりました。
お出かけ前は何度も違う靴下に履き替え、履けそうな靴下がないと「気持ち悪い」と言って癇癪を起こすようになったのです。
また、長袖から半袖に切り替わる時期も苦手でした。半袖の袖を何度も引っ張り、長袖が着たいと癇癪を起こしました。
解決策:縫い目のないものサイズ感
そこで、靴下は極力縫い目のないものやサイズがぴったり、もしくは少し小さめを選んで履かせていました。洋服の袖も、いきなり半袖にするのではなく、長袖から7分丈、5分丈のように徐々に短くしていくことで子供も納得して着てくれるようになったのです。
また、洋服のサイズも少し大きいと気持ち悪いといって着てくれないことが多いため、我が家は毎回成長に合わせてぴったりサイズの洋服を買うようにしています。
手や足が汚れるのを嫌う

次に、手が汚れることを極端に嫌うようになった我が子。
保育園時代は、絵の具で手形を取ったり、スライムを作ったりすることもありましたが、年長になるまで手が汚れるような活動には参加できませんでした。
また、水遊びなどの裸足で遊ぶ活動もありましたが、それも足が汚れるから嫌だと言って裸足になることはありませんでした。
解決策:先生に伝えて配慮してもらう
そこで、保育園の先生に相談し、絵の具で手形を取るときは絵の具ではなく手形を鉛筆でなぞってもらい、裸足での活動のときはサンダルを履いて参加していました。
また、洋服が少しでも汚れたり濡れたりすると「気持ち悪い」と言って癇癪を起こすようにもなっていたので、お出かけの時は常に着替えを持ち歩くようにしていました。
現在小学生になった我が子ですが、この感覚過敏は少しずつ薄れてきたように感じます。
小学生になり聴覚過敏が出る

我が子は、初めて行く場所や大勢の人がいる中で集中したいときなどに聴覚過敏の症状が出ます。特に学校は、大勢の人がいる中で集中しなげればいけない場面が多く、聴覚過敏が強く出ました。
聴覚過敏の子は、他の子よりもいろんな音や声を拾ってしまい、我が子も廊下から聞こえてくる声まで音を拾ってしまい辛かったと話してくれました。
解決策:イヤーマフを使う
そこで、学校ではイヤーマフを使用し、音に対する負担を極力減らせるようにしました。我が子の場合、授業中がもっとも集中し音が気になるとのことだったので、主に授業中にイヤーマフを使用しています。
現在は環境にも慣れたのか、だんだんと音を気にすることはなくなってきました。
まとめ

今回は、感覚過敏に対する困り事と解決策についてお話させていただきました。
目に見えない感覚過敏だからこそ、本人の気持ちに寄り添い、どうしたらうまく感覚過敏と付き合っていけるのか私たち大人が理解することが大切だと感じます。
我が子の感覚過敏は、成長と共に少しずつ薄れてきていますが、まだ配慮が必要な場面も多いです。
これからも学校と連携して、少しでも子供が負担なく過ごせる環境になるようにサポートしていけたらと思っています。

当事者ママ*まき
経歴:保育士資格保有
発達障害の子供を育てる2児の母です。毎日明るく楽しくをモットーに子育てしています。