幼児さんも安心!親子で一緒に楽しむお正月レシピ

管理栄養士*上田 光世

2024/12/27

はじめに

日本ではお正月にお節料理やお雑煮などの伝統的な日本料理を食べることで、1年の無事を祈るという習わしがあります。小さなお子様にもぜひ食べてほしいですよね。 今回は、3歳前後を目安に幼児さんでも安心して食べられるお正月レシピ2選を紹介します。

もちもち!豆腐団子のお雑煮

子どもに餅を食べさせるのはまだ不安だという気持ちはありませんか?一般的に3歳前後から食べることができますが、個人差があります。
そこで今回は豆腐で作るお団子を使用したお雑煮レシピを紹介します。もちもちとした食感がありつつも、歯切れのよい食感にお子様も安心です。

材料(子ども1人分)

・人参      15g
・ほうれん草   20g
・鶏肉      30g
A豆腐      40g
A片栗粉     大さじ1
B水       200㏄

作り方 調理時間35分

① ほうれん草は2センチ幅に切る。
② 人参は花型の型抜きでくりぬく。(輪切りでも可)
③ 鶏肉は一口大に切り塩をふって少し放置したあと、火が通るまで湯がく。
④ Aを滑らかになるまで泡だて器で混ぜ、ふんわりとラップをかけ600Wの電子レンジで1分加熱する。加熱後再び同じ作業をする。※1
⑤ ④の粗熱がとれたら、半分に分け丸める。
⑥ 鍋でAを①②をいれ、野菜が柔らかくなるまで煮る。
⑦ ⑥に③と④を入れ、温めたら器に盛りつけて完成。

※1 加熱後混ぜた時に粘り気が弱ければさらに600Wで1分加熱します。粘り気がでるまで④の作業を繰り返してください。

材料3つ以内!簡単おせち3点盛り

種類豊富なお節料理の中で材料が少なくシンプルに作ることのできる料理を3つ紹介します。 りんごを加えたさっぱりとした甘みのきんとんに、強すぎない酸味の紅白なます。 ふわふわの伊達巻はフライパンで調理します。味付けにくせが無く、味覚が敏感なお子様にもおすすめレシピです。

さつまいとりんごのきんとん
材料(子ども2人分)

・さつまいも  40g
・りんご    1/4個

作り方 調理時間20分

※前準備…サツマイモは灰汁抜きのため皮を剥き、水に10分さらしておく。
① りんごはすりおろす。
② さつまいもを耐熱皿にいれ、浸るくらいの水を入れ600Wの電子レンジで6分加熱する。
③ ②の水気を切り、フォークなどで粗めに潰し、①を加えて混ぜる。
④ ③を2等分しラップに包み、ねじって茶巾にしたら完成。

フライパンで作る!ふわふわ伊達巻
材料(1本分)

A卵      2個
Aはんぺん   90g
A砂糖     小さじ1
Aみりん    小さじ1
・サラダ油   小さじ1

作り方 調理時間20分

① ボウルにAを入れ滑らかになるまで混ぜる。※1
② 油を敷いて熱したフライパンに①を流し中火で2分焼く。焼き目がつき全体的に軽く火が通ればひっくり返しアルミホイルでフタをして弱火で3分焼く。
③ ②の粗熱がとれれば巻きす(※2)を用いて巻き、冷まして完成。

※1 ブレンダーやミキサーなどがあれば便利です。
※2 アルミホイルでも代用可。


紅白なます 材料(2人分)

・大根 80g
・人参 50g
・ハム 30g
A酢  大さじ1
A砂糖 大さじ1

作り方 調理時間15分

① 大根と人参、を長さ3cm幅の細切りにし、耐熱皿にのせてラップし600Wの電子レンジで2分加熱する。
② ハムも長さ3cm幅の細切りにする。
③ 粗熱のとれた①と②、Aを混ぜ合わせて完成。

まとめ

今回は幼児でも食べられるお正月レシピ2選を紹介しました。 嚙み切りやすい食感やくせのない味付けを取り入れ、味覚過敏のお子様にも食べやすい工夫がされています。 家族みんなでお正月料理を食べて新しい1年のスタートをきりましょう。

管理栄養士*上田 光世

経歴:管理栄養士

病院、特養を経験し、現在育児に奮闘中。 食事の時間を大好きになってもらうことが目標です!

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