
- 5歳
ご質問ありがとうございます。ご質問の結論から言いますと、「検討された方が良い」と思います。オウム返しのようなコミュニケーション方法はASDのお子さんによくみられる特徴と言われています。その為、言語聴覚士の先生に直接ついてもらい、親御さん自身も直接相談に乗ってもらえる環境がある方が、良いかと思います。その中で今回、「オウム返し」について少しご説明させていただければと思います。オウム返しはどのような時にするのかというと、1.「質問の応答」です。質問への答え方として、聞いてきた人の言葉の一部を使ったりすることがあります。2.「会話の持続」で、日常会話の中で、相手の言葉を繰り返すことで、会話を継続しようとする試みがみられます。3.「感情が理解できない」ということです。ASDの子どもは、相手の感情を理解することが難しいと言われています。その為、相手が「嬉しい!」と話した時、自分も「嬉しい!」と話すことでコミュニケーションをとろうとします。以上のようにオウム返しは、ASD特有の社交的なコミュニケーションの苦手さから、出現しているものと言われています。またそのような行動をする意味としては、1.真似をすることで学習をする。2.コミュニケーションの試み。3.感受性が高い。最後の3つ目の意味は、そのまま繰り返すだけですが、言葉の音やリズムがちゃんと理解できているので、相手からの言葉そのものの理解は行えていると考えられます。次にコミュニケーションをするに当たって理解しておきたいことは、自らコミュニケーションをとろうとしていること、コミュニケーションスキルの手助けになっているということを理解しておいてほしいです。お子さんが何も考えずにただ繰り返していると思われがちですが、本人なりのコミュニケーション方法で、相手とコミュニケーションをとりたいと思っているということを忘れないでいてくださいね。最後にオウム返しの対処法をお伝えしていきたいと思います。1つ目は肯定的に受け取り、褒めることです。普段と違う言葉などを繰り返して話してきたら、「その言葉も話せるの!」と褒めてあげましょう。そうすることでお子さんの自己肯定感も向上していきます。2つ目は少し精神論になってしまいますが、忍耐強く対応するということです。前述した通り、子どもなりのコミュニケーションなので、否定をせず理解をもって接してあげましょう。
2歳1ヶ月の息子のことです。 発語もあり2語も増えてきました。 気になる点としては視覚優位で目が合いにくい、模倣がやや苦手(最近はそれでも増えました)、逆さバイバイをするということで少し特性を保育園からも指摘されています。そのため診断はないですが、療育に通っています。 現在保育園はバイリンガル保育園に通っています。そのため発語も英語が混ざっています。一応ちゃんと理解はできていて、りんご→アップル、電車→トレインなど関連つけて理解はできているようです。 ただ、今後特性やなにかしら診断があった時に、英語が足を引っ張る、あるいは英語はないほうがいい、とならないか懸念しています。 本人は至って楽しそうにしているので、親としては継続したいなぁと思っているのですが、このあたり何かアドバイスいただけると幸いです。
2024/5/9 09:13
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ご質問ありがちうございます。ものすごく素晴らしい教育をされているんですね!まずはじめのご質問の視覚優位の件では、よそのものに気がとられ目の前のことに集中することが難しいということでしょうか?もしそうなのであれば、お子さんが外界に影響されない環境を整備してあげることが重要になってきます。TEACCHプログラムといい、3つの構造化があります。1つ目は「物理的構造化」と言い、活動内容と場所を物理的に分けるというものです。遊ぶときはリビング、お勉強する時は学習室のようなかんじで、物理的に分けて「ここは〇〇をするところ」と認識させる方法です。2つ目は「ワークシステム」という方法で、今日のスケジュールなどを目で見て分かるように表すという方法です。3つ目は「視覚的構造化」といい、絵カードなどを用いて「次はこれするよ」といった方法でコミュニケーションをとる方法です。是非ご参考にされてみてはいかがでしょうか?また2つ目のご質問内容の言葉の件についてですが、ご質問からは、ある程度定型発達をされているのではないかと感じます。バイリンガルの獲得に大事とされていることは、まず「母国語の形成」とされています。ある研究によると、母国語の基礎がしっかりしている子どもは、日本語もその他の言語も、それぞれ互いに育まれていくということに対し、母国語を蔑ろにし、母国語を使わないコミュニティにいた場合は2〜3年で母国語が喪失していくと言われています。また聞く能力(受け身)は残るが、発信(話すなど)は衰えていくとある研究では示唆されています。言葉の発達に関しては赤ちゃんの聴覚は、妊娠6カ月頃から発達し始め、お腹の外の音や話し声を聞けるようになります。生後1歳くらいで意味のある単語を話し始め、2歳になると操れる単語数が爆発的に増え、5歳までには母語の基礎が出来上がります。6~7歳の頃には、聞いた言葉を文字と結びつける「マッピング」が徐々に起こり、10歳頃になると母語を使って抽象的な思考ができるようになります。そこから先は、敬語や難しい語彙、表現などを習得しながら、認知能力を育てていくことになります。ですので、小学校6年生あたりまでが、言葉を形成するに当たって大切な時期になることになりますし、その時期にバイリンガルのように新たなな言語を身につけるということは、将来の言語能力に良い影響を与えるのではないでしょうか。
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2歳6ヶ月になる男の子がいるのですが保育園に通っていてまだ自分の思いどおりの言葉を話すことができません。 2語文程度なら話すことが出来ます。単語は言えることが結構増えてきてはいます。 それを繋げて文章にしたりができません。 言語教室などに通った方がいいのでしょうか。 男の子は遅いと聞くので3歳まで様子を見た方がいいのでしょうか。
2024/5/8 04:39
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軽度知的+ASD、4歳2ヶ月の息子です。
幼稚園と療育の併用です。
幼稚園に通い出してから2語文が増え、
会話という会話は出来ませんが
言ってる事の理解はしています。
しかし、オウム返しもあり
思っている返答が返ってこない事も多々あります。
ゆっくりではありますが
成長とともに言葉も増えるとは思いますが
療育とは別に
プラスα、STなどの訓練を受けるべきなのでしょうか?