
- 6歳
ご質問ありがとうございます。チック症には運動性チックと音声チックの種類があります。音声チックの特徴は「意図しない言葉や音声」が突然発せられると定義づけられています。おそらくですが、同じ質問を繰り返して聞いてくるのは自閉症によるこだわりの可能性が高いと考えています。実際私が働いている事業所にも自分の気になるものや好きなことに関して何回も聞いてくることがよくあります。同じ質問をしてくるのには3つの理由があると言われています。1つ目は「コミュニケーションをとりたい」から。これは自分の問いに対して親御さんがちゃんと答えてくれていることがただ嬉しいと思い同じことを聞いてきます。ので、あまり質問の回答には興味がないこともあります。2つ目は「不安」だから。繊細な子に多いと言われていますが、質問という形でお母さんに話しかけることで不安を解消していることもあります。3つ目は成長過程で「言葉の数が増えてきている段階」というのもあります。2歳〜6歳の時期は俗に言う「なぜなぜ期」に当たり、子どもの成長過程で大事な時期にもなります。そのため自分の興味本位で色んな質問をして自分の中の言葉の数を増やそうとしていることもあり得ます。しかし、「同じ質問」となると1回や2回は許せても何度もとなると、お母さんやお父さんも忙しいのでじっくり教えてあげることも難しいと思います。ですが子どもに対してやってはいけないのは「無視すること」「怒ること」です。言葉の発達や子ども自身の自己肯定感の低下に繋がってしまうためそのような対応はやめましょう。ではどのように対応していけば良いのでしょうか。私自身も今働いている事業所でもそのようなお子さんがたくさんおられ、その際によく行なっていることが、「〇〇くん(ちゃん)はどう思う?」と逆に聞き返して、自身で答えさせる方法です。そうすると、意外と質問していたのに自分で答えを持っていることがよくあります。このような方法を行うと、自分で考えていることを言語化(自分の気持ちや考えていることを言葉にする力)が育まれていくというメリットも大きいです。また時間がない場合などは「ご飯作り終わったら教えてあげるね」など具体的な区切りを設定し、伝えることも大事です。また時計などを指さして「長い針が6のところになるまで待って」など視覚的(見て分かるもの)に情報を入れてあげるのも効果的だと思います。
2歳1ヶ月の息子のことです。 発語もあり2語も増えてきました。 気になる点としては視覚優位で目が合いにくい、模倣がやや苦手(最近はそれでも増えました)、逆さバイバイをするということで少し特性を保育園からも指摘されています。そのため診断はないですが、療育に通っています。 現在保育園はバイリンガル保育園に通っています。そのため発語も英語が混ざっています。一応ちゃんと理解はできていて、りんご→アップル、電車→トレインなど関連つけて理解はできているようです。 ただ、今後特性やなにかしら診断があった時に、英語が足を引っ張る、あるいは英語はないほうがいい、とならないか懸念しています。 本人は至って楽しそうにしているので、親としては継続したいなぁと思っているのですが、このあたり何かアドバイスいただけると幸いです。
2024/5/9 09:13
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ご質問ありがちうございます。ものすごく素晴らしい教育をされているんですね!まずはじめのご質問の視覚優位の件では、よそのものに気がとられ目の前のことに集中することが難しいということでしょうか?もしそうなのであれば、お子さんが外界に影響されない環境を整備してあげることが重要になってきます。TEACCHプログラムといい、3つの構造化があります。1つ目は「物理的構造化」と言い、活動内容と場所を物理的に分けるというものです。遊ぶときはリビング、お勉強する時は学習室のようなかんじで、物理的に分けて「ここは〇〇をするところ」と認識させる方法です。2つ目は「ワークシステム」という方法で、今日のスケジュールなどを目で見て分かるように表すという方法です。3つ目は「視覚的構造化」といい、絵カードなどを用いて「次はこれするよ」といった方法でコミュニケーションをとる方法です。是非ご参考にされてみてはいかがでしょうか?また2つ目のご質問内容の言葉の件についてですが、ご質問からは、ある程度定型発達をされているのではないかと感じます。バイリンガルの獲得に大事とされていることは、まず「母国語の形成」とされています。ある研究によると、母国語の基礎がしっかりしている子どもは、日本語もその他の言語も、それぞれ互いに育まれていくということに対し、母国語を蔑ろにし、母国語を使わないコミュニティにいた場合は2〜3年で母国語が喪失していくと言われています。また聞く能力(受け身)は残るが、発信(話すなど)は衰えていくとある研究では示唆されています。言葉の発達に関しては赤ちゃんの聴覚は、妊娠6カ月頃から発達し始め、お腹の外の音や話し声を聞けるようになります。生後1歳くらいで意味のある単語を話し始め、2歳になると操れる単語数が爆発的に増え、5歳までには母語の基礎が出来上がります。6~7歳の頃には、聞いた言葉を文字と結びつける「マッピング」が徐々に起こり、10歳頃になると母語を使って抽象的な思考ができるようになります。そこから先は、敬語や難しい語彙、表現などを習得しながら、認知能力を育てていくことになります。ですので、小学校6年生あたりまでが、言葉を形成するに当たって大切な時期になることになりますし、その時期にバイリンガルのように新たなな言語を身につけるということは、将来の言語能力に良い影響を与えるのではないでしょうか。
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2歳6ヶ月になる男の子がいるのですが保育園に通っていてまだ自分の思いどおりの言葉を話すことができません。 2語文程度なら話すことが出来ます。単語は言えることが結構増えてきてはいます。 それを繋げて文章にしたりができません。 言語教室などに通った方がいいのでしょうか。 男の子は遅いと聞くので3歳まで様子を見た方がいいのでしょうか。
2024/5/8 04:39
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こんにちは。現在5歳の自閉症の息子の相談です。元々4歳頃からチックが出始めたのですが、治ったり、また出たりを繰り返しています。春休みに少しマシにはなっていたのですが、幼稚園で新学期が始まり、またチックが酷く出るようになりました。不安もあるのか、チックに加えて、同じ質問を繰り返すなども酷くなっており、意思疎通も以前よりもとることが難しくなりました。同じ質問を何度も繰り返すのもチックなのかもしれないのですが、同じことを聞かれると、こちらもついイライラしてしまい、同じ事を何度も聞かないでと言ってしまっています。同じ質問をされても、何度も答えた方がいいのか、無視するのがいいのか、注意した方がいいのか悩んでいます。