
- 6歳
ご質問ありがとうございます。現在吃音と言葉の発達の遅れに悩まれているとのことなので、1つずつお話させていただきます。まず吃音に対してお話させていただきます。吃音(発達性吃音)はおよそ2歳〜5歳頃に発症することが多い障害です。多くの場合は就学前に約8割が自然治癒するといわれています。発症の原因で1番多いのが「遺伝的要素」と言われており、親御さんのしつけなどが原因で起こるものではありません。しかし、親御さんの対応方法によりこれから寛解していくか進行していくかは決まってくると思います。吃音の対応として1番してはいけないのは「ゆっくり話そう」とアドバイスをすることです。「あ、あ、あ、あ」と言葉を連呼することで、焦って話そうとする様子を見ると「ゆっくり喋ろうね」と言いたくなる気持ちはよくわかります。しかしこれは逆効果であり、そのお子さんに知らずのうちに「どもらず話そうね」とプレッシャーをかけていることになります。吃音には3つの種類があり①連発(あ、あ、ありがとう)②伸発(あーーりがとう)③難発(、、、ありがとう)の種類があります。これは吃音の進行の順番でもあり、お子さんが自分はどもっていると認識してくると吃音を隠して話そうとします。隠そうとしていくと言葉のはじめを伸ばしたり、それでも周りから何か言われると言葉の始めが出しにくくなっていきます。そうならない為にも、発症してからの対応はとても大事なことになってきます。今の時期で何かトレーニングというよりは周りの環境を調整してあげることが重要となってきます。親御さんができることは「ゆっくり聞いてあげること」です。簡単にいうと吃音の症状を無視してお子さんの話を聞いてあげましょう。そして最後まで話せたというお子さんの達成感を育んであげましょう。今の時期はこの対応方法が1番大切ではないかと思います。次に言葉の発達についてお話させていただきます。子どもの言葉は運動や認知機能など様々な要因の組み合わせで成長していきます。その為、まずは親御さんや保育園のお友達とたくさん体を動かして遊ぶことも重要となってきます。その遊びの中で言葉の理解を増やしていく工夫は、親御さんが子どもの気持ちを言葉にして話してあげるなどがあります。指をさしているのが犬だったら「かわいい犬だね」など見ているものと言葉を結びつけてお話しするだけでも言葉は増えていくでしょう。
2歳1ヶ月の息子のことです。 発語もあり2語も増えてきました。 気になる点としては視覚優位で目が合いにくい、模倣がやや苦手(最近はそれでも増えました)、逆さバイバイをするということで少し特性を保育園からも指摘されています。そのため診断はないですが、療育に通っています。 現在保育園はバイリンガル保育園に通っています。そのため発語も英語が混ざっています。一応ちゃんと理解はできていて、りんご→アップル、電車→トレインなど関連つけて理解はできているようです。 ただ、今後特性やなにかしら診断があった時に、英語が足を引っ張る、あるいは英語はないほうがいい、とならないか懸念しています。 本人は至って楽しそうにしているので、親としては継続したいなぁと思っているのですが、このあたり何かアドバイスいただけると幸いです。
2024/5/9 09:13
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ご質問ありがちうございます。ものすごく素晴らしい教育をされているんですね!まずはじめのご質問の視覚優位の件では、よそのものに気がとられ目の前のことに集中することが難しいということでしょうか?もしそうなのであれば、お子さんが外界に影響されない環境を整備してあげることが重要になってきます。TEACCHプログラムといい、3つの構造化があります。1つ目は「物理的構造化」と言い、活動内容と場所を物理的に分けるというものです。遊ぶときはリビング、お勉強する時は学習室のようなかんじで、物理的に分けて「ここは〇〇をするところ」と認識させる方法です。2つ目は「ワークシステム」という方法で、今日のスケジュールなどを目で見て分かるように表すという方法です。3つ目は「視覚的構造化」といい、絵カードなどを用いて「次はこれするよ」といった方法でコミュニケーションをとる方法です。是非ご参考にされてみてはいかがでしょうか?また2つ目のご質問内容の言葉の件についてですが、ご質問からは、ある程度定型発達をされているのではないかと感じます。バイリンガルの獲得に大事とされていることは、まず「母国語の形成」とされています。ある研究によると、母国語の基礎がしっかりしている子どもは、日本語もその他の言語も、それぞれ互いに育まれていくということに対し、母国語を蔑ろにし、母国語を使わないコミュニティにいた場合は2〜3年で母国語が喪失していくと言われています。また聞く能力(受け身)は残るが、発信(話すなど)は衰えていくとある研究では示唆されています。言葉の発達に関しては赤ちゃんの聴覚は、妊娠6カ月頃から発達し始め、お腹の外の音や話し声を聞けるようになります。生後1歳くらいで意味のある単語を話し始め、2歳になると操れる単語数が爆発的に増え、5歳までには母語の基礎が出来上がります。6~7歳の頃には、聞いた言葉を文字と結びつける「マッピング」が徐々に起こり、10歳頃になると母語を使って抽象的な思考ができるようになります。そこから先は、敬語や難しい語彙、表現などを習得しながら、認知能力を育てていくことになります。ですので、小学校6年生あたりまでが、言葉を形成するに当たって大切な時期になることになりますし、その時期にバイリンガルのように新たなな言語を身につけるということは、将来の言語能力に良い影響を与えるのではないでしょうか。
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2歳6ヶ月になる男の子がいるのですが保育園に通っていてまだ自分の思いどおりの言葉を話すことができません。 2語文程度なら話すことが出来ます。単語は言えることが結構増えてきてはいます。 それを繋げて文章にしたりができません。 言語教室などに通った方がいいのでしょうか。 男の子は遅いと聞くので3歳まで様子を見た方がいいのでしょうか。
2024/5/8 04:39
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こんばんは。
現在5歳 年長さんの娘がいます。元々言葉が遅く、ちゃんと会話が成立する様になったのも3歳のお誕生日前後位でした。まだ「おしっこ」と言えない段階でトイトレを始めてしまった事がプレッシャーになったのか、その頃(3歳4ヶ月)位から吃音が出てくる様になりました。
その頃幼稚園では、担任の先生とのみ単語、単語でしか会話ができていなかった為、担任の先生の目に留まるのは一年先でした。吃音が表出しなくなったり、ひどくなったりを繰り返して今に至ります。
最近は、本人もあ、あ、あ、あ、となってしまう事に気づいていて、せーの!と掛け声をかけながらゆっくり話しています。幼稚園では、バカにする様なお友達はいなく本当に優しい子達ばかりで、先生含め良い環境にいられている事に感謝しています。
2歳の頃からパニックが酷く、こだわりも強かったり、外ではコミュニケーションが取れなかったりと困り事が多々あったので年少さんから療育にも通っています。言葉の理解度も怪しい為、就学前に発達検査をする予定でいます。
吃音が治る事はあるんでしょうか。
日常生活の中で、理解できる言葉を増やす為に親ができる事(工夫)はありますか?