
- 6歳
ご質問ありがとうございます。まず「言語聴覚士の先生の訓練対象になりますか?」というご質問に対しては「対象になります」もし気になるようなら現在受診している先生に相談していただき、訓練を受けたい旨を伝えてみても良いかもしれません。「サ行」や「ラ行」の言葉が不明瞭についてお話させていただきます。この2つの行の共通点は「舌の先を使う」ということになります。また舌先でも使い方はそれぞれ異なり「サ行」は舌先を歯茎の裏に持続的に摩擦させる音。「ラ行」は舌先を丸めて弾く音になります。どちらも舌先を上手に使う力をつけていく必要があります。では具体的にどのような方法があるでしょうか。まず一つ目は舌先のトレーニングというよりは、誤って話していることの認識をさせていきましょう。かと言って無理やり気づかせることは良い方法ではありません。会話の中や遊びの中で誤って話した際、自然に正しい言葉を言い聞かせてあげましょう。例えば「おかあはん、はんぽ(散歩)行こう」と言った際、その後に「お母さんと散歩行こうか」のように自然に正しい言葉を言い聞かせてあげましょう。もしかしたら自分が間違っていることに気づかずに話している可能性もあるので、その促しをしていくのも大切なことです。また実際にトレーニングとしては、音への意識を高めることが重要になってきます。例えば、しりとりを通してひらがなの音に意識を向けていくという方法もあります。「かさ」で終わるとした時に「さ・さ・さ」と最後の言葉が「さ」ということを意識させて、音に注目をさせていくのも効果的です。その他としてお子さんの根本的な原因はわかりませんが、固いものを食べることや棒付きの飴を舐めてコロコロ転がす、「ラララ」で歌をうたうなどもあります。これは直接舌などの口腔器官にアプローチをしていく方法となります。直接舌などの口腔にアプローチをしていくことで、舌の筋力が鍛えられ言葉の不明瞭さにも影響を与えていきます。しかし注意事項としては、お家でのトレーニングもとても大事なことですが、あまり「訓練」という空気は作らない方が良いと思います。家というのは訓練する場所ではなくゆっくりと家族で過ごす場所だと思います。その為、あまり熱を入れすぎて指導するとかえって自己嫌悪に陥り効果が出にくいこともあり得ます。お子さんが楽しくのびのびと訓練できる雰囲気作りもとても大切な要素ですね。
2歳1ヶ月の息子のことです。 発語もあり2語も増えてきました。 気になる点としては視覚優位で目が合いにくい、模倣がやや苦手(最近はそれでも増えました)、逆さバイバイをするということで少し特性を保育園からも指摘されています。そのため診断はないですが、療育に通っています。 現在保育園はバイリンガル保育園に通っています。そのため発語も英語が混ざっています。一応ちゃんと理解はできていて、りんご→アップル、電車→トレインなど関連つけて理解はできているようです。 ただ、今後特性やなにかしら診断があった時に、英語が足を引っ張る、あるいは英語はないほうがいい、とならないか懸念しています。 本人は至って楽しそうにしているので、親としては継続したいなぁと思っているのですが、このあたり何かアドバイスいただけると幸いです。
2024/5/9 09:13
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ご質問ありがちうございます。ものすごく素晴らしい教育をされているんですね!まずはじめのご質問の視覚優位の件では、よそのものに気がとられ目の前のことに集中することが難しいということでしょうか?もしそうなのであれば、お子さんが外界に影響されない環境を整備してあげることが重要になってきます。TEACCHプログラムといい、3つの構造化があります。1つ目は「物理的構造化」と言い、活動内容と場所を物理的に分けるというものです。遊ぶときはリビング、お勉強する時は学習室のようなかんじで、物理的に分けて「ここは〇〇をするところ」と認識させる方法です。2つ目は「ワークシステム」という方法で、今日のスケジュールなどを目で見て分かるように表すという方法です。3つ目は「視覚的構造化」といい、絵カードなどを用いて「次はこれするよ」といった方法でコミュニケーションをとる方法です。是非ご参考にされてみてはいかがでしょうか?また2つ目のご質問内容の言葉の件についてですが、ご質問からは、ある程度定型発達をされているのではないかと感じます。バイリンガルの獲得に大事とされていることは、まず「母国語の形成」とされています。ある研究によると、母国語の基礎がしっかりしている子どもは、日本語もその他の言語も、それぞれ互いに育まれていくということに対し、母国語を蔑ろにし、母国語を使わないコミュニティにいた場合は2〜3年で母国語が喪失していくと言われています。また聞く能力(受け身)は残るが、発信(話すなど)は衰えていくとある研究では示唆されています。言葉の発達に関しては赤ちゃんの聴覚は、妊娠6カ月頃から発達し始め、お腹の外の音や話し声を聞けるようになります。生後1歳くらいで意味のある単語を話し始め、2歳になると操れる単語数が爆発的に増え、5歳までには母語の基礎が出来上がります。6~7歳の頃には、聞いた言葉を文字と結びつける「マッピング」が徐々に起こり、10歳頃になると母語を使って抽象的な思考ができるようになります。そこから先は、敬語や難しい語彙、表現などを習得しながら、認知能力を育てていくことになります。ですので、小学校6年生あたりまでが、言葉を形成するに当たって大切な時期になることになりますし、その時期にバイリンガルのように新たなな言語を身につけるということは、将来の言語能力に良い影響を与えるのではないでしょうか。
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2歳6ヶ月になる男の子がいるのですが保育園に通っていてまだ自分の思いどおりの言葉を話すことができません。 2語文程度なら話すことが出来ます。単語は言えることが結構増えてきてはいます。 それを繋げて文章にしたりができません。 言語教室などに通った方がいいのでしょうか。 男の子は遅いと聞くので3歳まで様子を見た方がいいのでしょうか。
2024/5/8 04:39
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こんにちは
もうすぐ5歳の自閉症と知的の息子がいます。
サ行が不明瞭で、お母さんを、おかあはん、と言ったり、ラ行も不明瞭です。
家で出来る訓練はありますか?
また言語聴覚士の先生の訓練の対象になりますか?