
- 4歳
ご質問ありがとうございます。言葉の遅れがご質問内容からも見受けられるので、一度小児科への受診をしていただき、検査や専門家からご説明を受けることが大事だと思います。しかし、なるべくなら受診はせずお家で発語を促してコミュニケーションがとれるようになってほしいものですね。言葉の発達には「共同注意」という認知機能の発達がとても重要になってきます。共同注意とは、親御さんとお子さんが同じものを認識できる力というものになります。それこそ「指さし」などに関わってくる機能で、言葉の発達には欠かせないものになってきます。また認知機能以外にも運動機能も大切になり、体の体幹や体力などの機能も言葉の発達には必要です。その為、まずは公園やお家の中でも構わないので思い切り遊ばせてあげましょう。遊びも必ず1人ではなく、親御さんも一緒に遊んであげましょう。共同注意がまだ発達されていないお子さんは、おそらく自分以外の人に興味がない状態だと思います。遊びの例としては一緒においかけっこをしたり、くすぐってあげたりして、お子さんをもっと外の世界に引っ張り出してあげることも重要になってきます。またお子さんが興味あるものを見つけ、そのおもちゃを通して共同注意を育んでいくのもとても大事です。はじめはおもちゃを転がしたりしても興味もなく無視されることも多いですが、「これ貸して!」などそのおもちゃを通してコミュニケーションをとっていくことも言葉の発達には大事なことです。また遊びの中で言葉などが聞こえたら、その言葉を繰り返して話してあげるなども大事です。「インリアル・アプローチ」という方法で1.ミラリング:子どもの行動をそのまま真似る。2.モニタリング:子どもの音声やことばをそのまま真似る。3.パラレルトーク:子どもの行動や気持ちを言語化する。例…子(ご飯を食べている)親「ごはんおいしいね」4.セルフトーク:大人自身の行動や気持ちを言語化する。例…親「〜してくれて嬉しいな」5.リフレクティング:子どもの言い誤りを正しく直して聞かせる。例…子「タラスだ!」親「そうだね、カラスだね!」6.エキスパンション:子どものことばを意味的、文法的に広げる例…子「雪!」、親「雪冷たいね」7.モデリング:子どもに新しい言葉のモデルを示す。といった方法を使いながら、お子さんの言葉を引き出してあげることもできます。参考にしてみてくださいね。
2歳1ヶ月の息子のことです。 発語もあり2語も増えてきました。 気になる点としては視覚優位で目が合いにくい、模倣がやや苦手(最近はそれでも増えました)、逆さバイバイをするということで少し特性を保育園からも指摘されています。そのため診断はないですが、療育に通っています。 現在保育園はバイリンガル保育園に通っています。そのため発語も英語が混ざっています。一応ちゃんと理解はできていて、りんご→アップル、電車→トレインなど関連つけて理解はできているようです。 ただ、今後特性やなにかしら診断があった時に、英語が足を引っ張る、あるいは英語はないほうがいい、とならないか懸念しています。 本人は至って楽しそうにしているので、親としては継続したいなぁと思っているのですが、このあたり何かアドバイスいただけると幸いです。
2024/5/9 09:13
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ご質問ありがちうございます。ものすごく素晴らしい教育をされているんですね!まずはじめのご質問の視覚優位の件では、よそのものに気がとられ目の前のことに集中することが難しいということでしょうか?もしそうなのであれば、お子さんが外界に影響されない環境を整備してあげることが重要になってきます。TEACCHプログラムといい、3つの構造化があります。1つ目は「物理的構造化」と言い、活動内容と場所を物理的に分けるというものです。遊ぶときはリビング、お勉強する時は学習室のようなかんじで、物理的に分けて「ここは〇〇をするところ」と認識させる方法です。2つ目は「ワークシステム」という方法で、今日のスケジュールなどを目で見て分かるように表すという方法です。3つ目は「視覚的構造化」といい、絵カードなどを用いて「次はこれするよ」といった方法でコミュニケーションをとる方法です。是非ご参考にされてみてはいかがでしょうか?また2つ目のご質問内容の言葉の件についてですが、ご質問からは、ある程度定型発達をされているのではないかと感じます。バイリンガルの獲得に大事とされていることは、まず「母国語の形成」とされています。ある研究によると、母国語の基礎がしっかりしている子どもは、日本語もその他の言語も、それぞれ互いに育まれていくということに対し、母国語を蔑ろにし、母国語を使わないコミュニティにいた場合は2〜3年で母国語が喪失していくと言われています。また聞く能力(受け身)は残るが、発信(話すなど)は衰えていくとある研究では示唆されています。言葉の発達に関しては赤ちゃんの聴覚は、妊娠6カ月頃から発達し始め、お腹の外の音や話し声を聞けるようになります。生後1歳くらいで意味のある単語を話し始め、2歳になると操れる単語数が爆発的に増え、5歳までには母語の基礎が出来上がります。6~7歳の頃には、聞いた言葉を文字と結びつける「マッピング」が徐々に起こり、10歳頃になると母語を使って抽象的な思考ができるようになります。そこから先は、敬語や難しい語彙、表現などを習得しながら、認知能力を育てていくことになります。ですので、小学校6年生あたりまでが、言葉を形成するに当たって大切な時期になることになりますし、その時期にバイリンガルのように新たなな言語を身につけるということは、将来の言語能力に良い影響を与えるのではないでしょうか。
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2歳6ヶ月になる男の子がいるのですが保育園に通っていてまだ自分の思いどおりの言葉を話すことができません。 2語文程度なら話すことが出来ます。単語は言えることが結構増えてきてはいます。 それを繋げて文章にしたりができません。 言語教室などに通った方がいいのでしょうか。 男の子は遅いと聞くので3歳まで様子を見た方がいいのでしょうか。
2024/5/8 04:39
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ずっと発語がなく、まもなく2歳11ヶ月になります。
喃語もずっとなく、下の8ヶ月の子が喃語を言い始めた2ヶ月前ぐらいから喃語が出てきたところです。
でも、「やいやいやいやー」ばかりで、「マ」「パ」などは産まれてから一度も発したことがありません。
言ってることを理解してることもありますが、模倣、指差しもできず、こちらが指差してる方を見ることもしません。
これから単語を話せる日は来るのでしょうか?
また、発語を促すにはどうしたら良いのでしょうか?