嫌な肌触りを減らす!子どもの洋服選びと対処法

ライター:ふぉぴす編集部

2024.08.21


発達特性や感覚過敏がある子の日常生活の中で、洋服選びが課題となることがあります。 洋服のタグや肌触りが苦手な感覚に感じたり、特定の締め付け感を嫌がるなど苦手な部分はそれぞれですが、 今回は洋服選び、特に肌触りの苦手を減らすためのポイントをご紹介します。

洋服に対する嫌なところや本人のこだわりを聞く

まずは「どこが嫌?」を本人に聞いてみましょう。 どんな刺激や肌触りが苦手なのか、もしくはこだわっているポイントはどこなのか聞きましょう。 特定の素材の肌触りが苦手、本人好みの締め付けやフィット感がある…など、解決へのヒントが見つかるかもしれません。

新しい洋服は「練習」で着てみる

新しい服を買っていざ着てみるとダメ… という時もしばしばあると思います。 新しく買ったときには、練習の時間を作って一度着てみましょう。

・時間に余裕がある状態
・着るのは短い時間で、着心地が嫌な場合もすぐ脱げる
・自宅という見慣れた場所や安心できる環境

こういった条件が揃っていると、子どもも嫌がりにくく、時間がない時の衣服トラブルなどを事前に防ぐことに繋がります。

洋服選びとできること ~肌触り編~

苦手な素材をチェックしてみる

苦手な素材や肌触りを把握することで着やすい服が増やせる場合があります。 洋服の生地に使われる素材は大きく分けて天然繊維と化学繊維の2種類です。着心地は配合によっても変わってきます。
今着ることが出来ている服のタグを見て、素材の確認すると着やすい服の傾向が掴めるかもしれません。


服の縫い目が苦手なとき

縫い目がちくちく感じて苦手、という声は多く寄せられます。 裏返してみて縫い目が立っているものは刺激に感じる場合が多く、縫い目の目立たないものや糸を使わないシームレス縫製のものを選んでみる、等がおすすめです。

*既に買った服の縫い目が苦手な時は…
既に買ってしまった洋服で縫い目が立っているものに対して、綿素材のバイアステープ等で覆うと刺激が軽減するケースもあります。 縫い目がシームレスなインナーの肌着を一枚着せて、素肌に触れるものへの刺激を減らすという方法もあります。重ね着すると意外と大丈夫、という場合も。


タグが苦手な時

服のタグがちくちくして苦手、という場合は外してしまうのも一つの手です。 作業に入る前に外せそうなものか、一度タグ自体を確認しておくことがおすすめです。 タグが服と一体化しているものなどは外しにくいので、無理に外さず別のアプローチを試してみても良いと思います。


タグの外し方

縫い目の近くで切れそうな部分まで裁ちばさみでカットし、リッパーで縫い付けられている部分を外していきます。 地道な作業ですが、裁ちばさみのカットのみだと余計にチクチク感じる場合があるため気を付けましょう。 最後に残った縦糸は毛抜きなどで取っていくと外しやすいです。

まとめ

今回は洋服選びで特に肌触りの苦手を減らすためにできること、縫い目やタグが苦手なときの対策等をご紹介しました。 苦手なポイントを見つけたり、快適に毎日を過ごすための手立てになればと思います!

ふぉぴす編集部

ふぉぴすを運営してる会社で働いている人。好物は甘いもの。


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