発達特性のある子の習い事問題!気を付けるべきポイント!

ライター:当事者ママ*まき

2024.09.30

そろそろ習い事を始めたいけど、ちゃんと通えるかな?と心配になったことはないでしょうか。 我が家は、いままでスイミングや英語、プログラミングといったいろんな習い事をしてきました。 今回は、我が家が実際に習い事をする上で起こった問題点についてお伝えしていきます。

その日の気分で行くか決まる

初めての習い事

我が子が年長の頃、「お友達とプールがやりたい」という一言で、スイミングの習い事を始めることになりました。 レッスン中ちゃんと列に並べるか、お友達と仲良くできるか、水着の着替えは大丈夫かなど、いろんな心配がありましたが、 いざ入会してみるととても楽しそうにレッスンを受けていて、安心したのを覚えています。

気分で行きたくない… 考えた対策は?

しかし、何回か通っているうちに「今日は行きたくない」という日が増えたのです。 理由を聞いても、「今日は行く気分ではない」との一点張り。 スイミングは好きだけど、その日の気分で行かないことが多くなり、頭を悩ませました。 幸い、通っていたスイミングはレッスンの振替制度があり、なんとか続けることができました。 この経験から習い事を決める基準として、「振替制度があること」を意識するようになったのです。

難しいことがあると辞めたがる

楽しく通っていたスイミングでしたが、あるとき少し難しい泳ぎ方を教えてもらい、「難しいからできない、もう辞める!」と言ってきた我が子。 「練習すればできるようになるよ!」と言っても、一度辞めると決めたら絶対に意思を曲げませんでした。
なにが嫌でなにが不安なのかを子供としっかり話し合った結果、できないもどかしさともっと自由に泳ぎたいという気持ちが出てきたようで、一度休会することに。 発達障害児が習い事を続ける大変さを、改めて知ることとなった出来事でした。

集中力が続かない

我が子は、元々体を動かすことで癇癪や多動が落ち着く傾向にあったため、体操教室を視野に入れていました。 そこで、一度体操教室の体験レッスンを受けてみることに。 一回のレッスンは60分間で、先生も明るく我が子も楽しそうにレッスンを受けていました。
しかし、30分経過した頃からだんだんと集中力が切れ、列に並べなくなったりふざけてしまったりするようになったのです。 我が子が一回に集中できる時間が30分ほどであることがわかり、結局体操教室の入会はしませんでした。 同じように、英語の個別レッスンにも通っていましたが、やはり集中力が続かずに辞めることとなったのです。

簡単すぎてつまらない

ゲームが大好きな我が子が、次に興味を示したのはプログラミングでした。 プログラミングと聞くと、難しそうなイメージがありましたが、いざ入会してみると最初は簡単なタイピングの練習やプログラミングの基礎となる簡単な動作の練習からでした。
これなら我が子も続けられるかも!と思ったものの、「簡単すぎてつまらない」と言うように。 我が子は、元々通信教育でプログラミングに触れたことがあり、プログラミング教室の基礎練習はとてもつまらないものと感じてしまったようでした。 その結果、数回行っただけで辞めることとなったのです。

まとめ

発達障害児の習い事のハードル

今回は、実際に我が家で起こった発達障害児の習い事問題についてお伝えしました。 習い事を辞めるとき、「すぐ辞めると癖になりますよ」と言われたことがあります。 しかし、発達障害児の習い事はハードルが高く、コーチとの相性や特性を理解してもらいながら通えるところなど、定型発達の子供よりも考えることがはるかに多いです。

考えるべき視点って?

我が家は、いままで「いろんなことにちょっとずつ触れてみる」という小さな目標を持って習い事をさせてきました。 習い事が続かず悩んでいるご家庭も、「長く続ける」ということを意識するのではなく、 「いろんなことに挑戦してみる」といった視点で見てあげるだけで、子供の可能性がもっと開けていくのではないでしょうか。
我が家はこれからも、子供の興味に合わせていろんなものに触れていけたらなと思っています。

※この記事は体験談として掲載させていただいております。気になる症状がある方は医療機関への受診をお願いいたします。
※写真はイメージです。

当事者ママ*まき

保育士資格保有。発達障害の子供を育てる2児の母です。毎日明るく楽しくをモットーに子育てしています。


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