【体験談】うちの子って変?発達障害とわかるまでの私の息子の行動

ライター:当事者ママ*アリさん

2024.08.02

「子供の成長はそれぞれだから多少の遅れは気にせず様子を見ましょうね!」
一歳半検診で言われた言葉です。 発達に遅れを感じる親なら一度は言われた経験があるのではないでしょうか? その後、息子は自閉症と診断されましたが、思い返せばあらゆる場面で自閉症の特徴があったとおもいます。 今回は、そんな息子が自閉症とわかるまでのエピソードを紹介したいと思います。

目が合わない

*アイコンタクトが通じない?
産まれた当初から名前を呼んでもリアクションが薄く目が合わないと感じることが多く、アイコンタクトをしても通じてる感覚が無かったです。 動き出す時には「〇〇君〜おいで〜」と言っても息子は、私の横を通りすぎていました。 歩き始めた1歳頃は親を探す事なく1人で公園を歩きまわるので、すぐ迷子になってしまう目の離せない子でした。

*手を繋いでくれるようになるまで
手を繋ぐと地面に転がって嫌だと泣いて癇癪を起こすので、手も繋げず当時は安全のために使っていた「迷子紐」は息子にとっての命綱になっていました。 手を繋いで歩いてくれるようになったのは、言葉を理解し始めた4歳頃です。 それでも、夢中になると手を離して走り出してしまうので、常に注意して過ごしていました。

気持ちの切り替えができない

*寝食を忘れて遊ぶこともある集中力
好きな物に対して凄い集中力を見せる息子は、当時、支援センターにあるトミカのおもちゃが大好きでした。 遊び始めると終わる事ができないので、食事やお昼寝を忘れ遊んでいた事もありました。出先でこのような事があると、帰りはいつも癇癪に大泣きしてしまいますが、息子を無理やりベビーカーに乗せて家に帰ります。その間も泣き続けている日々が続いていました。


*どうやって対処した?
当時は、切り替えが出来ないことよりも癇癪を起こさないようにする事に注意して出かけていたので、自然に息子の興味のあるエリアを避けるなど気を使いながら過ごしていました。
こんな毎日で子供に対しての接し方や育児に自信も無くなっていましたが、 その後、言葉が理解できるようになる頃には、タイムタイマーを利用したり、事前に説明をして終わりの時間を理解させるようにしました。

偏食と過敏

離乳食が始まると徐々に偏食があらわれるようになりました。息子の場合は、野菜の味と食感に不快感があったようで、とにかく口に入れば全て吐き出し癇癪がでました。2歳頃までは、緑色の食べ物は野菜という解釈があったようで緑色ならおやつでも決して食べることはなかったです。

最も大変だった服薬と対処

最も大変だったのは、服薬でした。当時風邪を引いた時、医者からもらう甘いシロップタイプのお薬も、口に入ると嘔吐してしまうほどで、薬剤師さんにもたくさんアドバイスをいただきましたが、どれも上手くいかず、服薬の際は吐いてもいいようにお風呂場で行うようにしていました。それでも、体調の悪い中の服薬は精神的にお互い辛くなってしまったので、どうしても飲ませないといけない薬以外は無理に服薬することはせずにいました。

偏食と過敏のその後

*偏食を経験した今
現在は、野菜を食べる事の重要性も理解できていますので、少しづつ食べれるようにもなりました。ただ、まだまだ食べれない食材も多いです。 また、食べる事に挑戦する気持ちも芽生えています。薬も苦手な部分はありますが、錠剤を4分の1まで小さくしてたくさんの水で流しこんでいます。その為、正しい量の薬は小学生の今でも飲む事は難しいです。服薬で大切なことは無理にさせるのではなく、挑戦する気持ちと本人の意思を大切にして一口でも食べられたり服薬できれば、たくさん褒めて自信に繋げています。

まとめ

今回のエピソードを経験しても、当時の私は初めての育児という事もあり、障害を疑うことはありませんでした。息子の場合、見た目からは障害があるとすぐに判断できません。

障害の有無や症状も人それぞれです。私の場合は、2人目の育児やお友達との交流の中で確信に近づいたように感じます。子供の発達に不安があれば、各所相談のできる場所へ行ってみてはどうでしょうか?


※この記事は体験談として掲載させていただいております。気になる症状がある方は医療機関への受診をお願いいたします。
※写真はイメージです。
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当事者ママ*アリさん

8歳6歳4歳を育てる3児の母です。みんな違ってみんな良いをモットーに育児に奮闘中です


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