【偏食っ子におススメ】時短でカンタン☆”じゃがいも”だけレシピ3選

ライター:管理栄養士*YUKARI

2024.07.24

特定の食品を苦手とし食べないことや、限られた食品だけを好んで食べる食事を「偏食」といいます。 一見好き嫌いのようですが、偏食には味の好みだけではなく実はさまざまな原因があります。 偏食によって子どもの栄養バランスや成長について悩んでいる方に、今回はじゃがいもを使用したおすすめレシピ3選をご紹介します。

今日のテーマは”ジャガイモ”

今回は偏食の子でも割と食べやすい食材といわれているジャガイモをメインにしたレシピのご紹介です!

ジャガイモのポタージュ

口腔機能が大人よりも未熟である子どもは、口を思うように動かせず食べることが難しいと感じている場合があります。食事のときに食べづらい感覚が続くと新しい食材に挑戦する意欲が削れてしまい、慣れた食材ばかりを好んで食べ続けることもあります。こちらのポタージュはなめらかな食感であるため、子どもでも食べやすい形状であることがポイントです。

◆材料(子ども1人分)※幼児食後期3~5歳頃

・じゃがいも 1/6個(20g)
・たまねぎ  0.5cm幅のうす切り(5g)
・牛乳    100ml
・A水    50ml
・Aコンソメ 少々

◆作り方 調理時間15分

①皮をむいたじゃがいもを1cm角に、たまねぎは半分にカットします。

②鍋にAの材料と①を入れ、柔らかくなるまでフタをして弱火で10分煮ます。

③②をハンドブレンダーでなめらかなペースト状にします。

④③に牛乳を加えて、フタをして弱火で温める。

※ハンドブレンダーがない場合、スプーンや裏ごしで滑らかになります。
※プレンダーで潰しにくい場合、牛乳を少量加えながら使用しましょう。
※牛乳は分離を防ぐため、沸騰直前で火を止めましょう。

チーズじゃがもち

とろ~りチーズともちもちとした食感のチーズじゃがもちは子どもに人気のメニューです。お団子のように串にさすと手を汚さずに食べることができます。バターの香りがよく食欲をそそる1品です。軽食やおやつとしてもおすすめです。ケチャップを付けたり、醤油と砂糖を加熱した甘辛たれに絡めてもおいしいです。

◆材料(子ども1人分)※幼児食後期3~5歳頃

・じゃがいも  1/6個(20g)
・塩      少々
・牛乳     小さじ1/2
・片栗粉    小さじ1/6
・ピザ用チーズ 2g
・有塩バター  少々

◆作り方 調理時間10分

①じゃがいもは皮をむき1cm角にカットします。

②耐熱皿に1を乗せてラップをし、電子レンジの500W2分加熱しスプーンでなめらかになるまで潰す。

③②に塩・牛乳を加えて混ぜ合わせ、片栗粉を入れてまとめる。

④ピザ用チーズを包み、平たい丸になるように成形する。

⑤弱火で熱したフライパンにバターを溶かし、4を2分ずつ両面焼く。

※電子レンジの加熱時間は目安のため、様子を見ながら加熱してください。
※焼いているときに中からチーズが漏れないようしっかりとじゃがいもで包んでください。

フライドポテト

子どもが好きなメニューといえば定番のフライドポテト。家でも簡単に作ることができます。衣をつけることで揚げた後もパサつくことを防ぎます。ケチャップやコンソメなど好みのフレーバーで楽しんでくださいね。少量の油で揚げ焼きすることで、後片づけも楽になりますよ。

◆材料(子ども1人分)※幼児食後期3~5歳頃

・じゃがいも 1/6個(20g)
・A片栗粉  小さじ1/4
・A薄力粉  小さじ1/2
・揚げ油   適量
・塩     少々

◆作り方 調理時間10分

①じゃがいもは皮をむき拍子木切りにし、流水で洗いペーパーで水気を拭う。

②ポリ袋に①にAを入れて振り、衣をつける。

③小さいフライパンにじゃがいもが半分浸かるくらいの油を注ぎ熱する。2を入れてカリッとするまで5分程揚げる。

④油をきって、熱いうちに塩をまぶす。

※じゃがいもは時々転がしながら焼き色がつくように揚げてください。

まとめ

いかがでしたか。今回は偏食の子どもでも食べやすいじゃがいもレシピ3選をご紹介しました。 幼児期は、噛むことが苦手で飲み込むまで時間がかかることがあります。苦手な食材でも固さや大きさを変えると食べられる場合もありますが、難しいときには無理せずに見守ることも大切です。他の食材で栄養を補うなど調理の工夫をしつつ、家族みんなで楽しい食事の時間を過ごしましょう。

YUKARI

経歴:管理栄養士

1児の母。現在、離乳食・幼児食管理栄養士として「食事を楽しい時間に」をモットーに子どもの成長をパパママと一緒に見守るサポートを目指しています。

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